不登校児童生徒に対してカウンセリングを行っても効果がないと言われることがある。
カウンセリングとは,専門知識やスキルを持った支援者との対話によって相談者が抱える悩みや困りごとを解決できるように導く,心理的な援助を指す。
不登校児童生徒,不登校をもつ親への支援の一番身近なカウ
カウンセリングは心理療法的支援の入り口であり,
不登校児童生徒,その親への支援として一番近い入り口は学校の相談室に配置されているSC(スクールカウンセラー)によるカウンセリングだろう。
スクールカウンセラーの場合は,有資格者でないと就くことができないため,経験のある一定の力量のある支援者と継がれるシステムだと言える。
しかし,常勤であることは少なく,通っている学校の担当が変わればカウンセリングを受けていた担当の支援者がいなくなることもある。
民間機関であればそれぞれ得意とする学派に基づいた治療構造(=やりかた)を持っていて,多くの場合予約前に調べることができる。しかし,スクールカウンセラーを選ぶことは難しいため,イメージ通りの支援が受けられないこともある。
経験は
心理的療法の代表的な認知行動療法
参考文献
金原 俊輔 (2015). カウンセリング・マインドという概念および態度が日本の生徒指導や教育相談へ与えた影響 地域総研紀要 13巻1号
河合 隼雄 (1992). 心理療法序説 岩波書店